「KK!」
ステージを降りた啓介に、ティアが駆け寄る。
「どういうことですか?なぜ、演奏をやめたのですか!」
凄い形相で、啓介に詰め寄るティアに、
「もう終わったんだよ」
啓介はティアを見、
「もう…すべてが終わった」
「な、なに言ってるんです!まだ終わっていません。演奏を続けて下さい」
啓介は、首を横に振り、
「もう…薬の効き目もなくなった…」
啓介は、香里奈たちの音がきこえる方を見た。
「ワクチンができたしね…」
「はははははは…」
ティアは笑い出す。
「ワクチン!?」
頭を押さえ、
大声で笑う。
「こんな音が!こんな生温い音が!ワクチン!?」
啓介は、ただティアの様子を見つめる。
「そうだとしても、そのワクチンというものは、一人だけ!この国以外に、いないわ」
啓介は、視線をティアから外した。
「そのワクチンによって…KKという病原体は、死滅した」
啓介は、ゆっくりと出口に向かって、歩き出す。
「もう存在しない」
「KK!!!」
ティアは絶叫した。
「死滅した?…だったら」
ティアは、啓介に向かって、走った。
「もう…いらないわ」
ステージを降りた啓介に、ティアが駆け寄る。
「どういうことですか?なぜ、演奏をやめたのですか!」
凄い形相で、啓介に詰め寄るティアに、
「もう終わったんだよ」
啓介はティアを見、
「もう…すべてが終わった」
「な、なに言ってるんです!まだ終わっていません。演奏を続けて下さい」
啓介は、首を横に振り、
「もう…薬の効き目もなくなった…」
啓介は、香里奈たちの音がきこえる方を見た。
「ワクチンができたしね…」
「はははははは…」
ティアは笑い出す。
「ワクチン!?」
頭を押さえ、
大声で笑う。
「こんな音が!こんな生温い音が!ワクチン!?」
啓介は、ただティアの様子を見つめる。
「そうだとしても、そのワクチンというものは、一人だけ!この国以外に、いないわ」
啓介は、視線をティアから外した。
「そのワクチンによって…KKという病原体は、死滅した」
啓介は、ゆっくりと出口に向かって、歩き出す。
「もう存在しない」
「KK!!!」
ティアは絶叫した。
「死滅した?…だったら」
ティアは、啓介に向かって、走った。
「もう…いらないわ」