あの子とあの子は仲がいい。

最近はあの子とあの子もよく話してる。


教室を見渡せばいくつかのグループになって楽しそうに話してる輪がいくつかある。





別の次元にいるみたいに、


私の周りには誰もいない。




初めからわかっていることなのに、どうしても悲しかった。


もともと孤独が好きなのだ。


いつも通りじゃないか。


でも



どこかで寂しいと叫ぶ自分もいた。





「――」

半年同じ教室で過ごしていたとしても、初めて会う人よりも冷たい態度で話しかけられる。

話しかけられたとしても、名前なんて呼ばれた覚えも一度もない。


愛想の一つもしないで過ごした末路はこうなのだろうか。


私と話したことあったっけ?
こういう人間だと、決めつけられているような……冷たい視線に。

……吐き気が出る。