『っ!?』

颯太郎はいつの間にか目を覚ましていて、茉莉の方を向いていたのだ。

『ふっ、すげー顔!』

笑みを浮かべる颯太郎に一瞬ドキッとするも、どうにか自分を保ちながら口を開いた。

『おっおはようございます…。』

『あぁ、おはよう。』

颯太郎は両手を伸ばしながら身体を起こした。

『っっ!!?』

颯太郎の姿に愕然とする茉莉。

適度に引き締まった身体~じゃなくて上半身裸なのだっ。


颯太郎はそんな様子を気にする感じもなく、両腕を伸ばしたり、回したりとストレッチをしている。

『あ、あの…ええっと私は何故ここに?』

完全に大混乱する茉莉は恐る恐る颯太郎に尋ねた。