『え?それって…。』
茉莉が言葉の意味を尋ねる前に颯太郎がそれを遮る。
『さぁ、早く入ろ。…続きするんだろ?』
『え、あっ、ちょっと⁉︎』
「続き」という意味深な言葉にいらぬ想像が掻き立てられる。そんな茉莉の気持ちを知ってか知らずか茉莉の手を引いて悠々と歩いていく颯太郎。
ガチャ。
ドアを開くと暗闇の世界に外からの電灯の灯りが射し込む。一歩足を踏み込むとセンサーなのかパッと視界が明るくなった。
『…お邪魔します。』
誰に言うでもなく小声で呟く。
『どうぞ入って。』
颯太郎の手慣れた動作とは正反対でまるで初めて彼氏の部屋を訪れた彼女のような緊張感を抱えながらリビングへと通じる扉を潜る。
『座ってて。』
先に部屋に入った颯太郎はコートを脱ぎながらソファへと茉莉を促す。
茉莉は言われた通りに着ていたコートを脱ぎ、それをどうすることも出来ず手に抱えながらソファの端に腰をおろした。
茉莉が言葉の意味を尋ねる前に颯太郎がそれを遮る。
『さぁ、早く入ろ。…続きするんだろ?』
『え、あっ、ちょっと⁉︎』
「続き」という意味深な言葉にいらぬ想像が掻き立てられる。そんな茉莉の気持ちを知ってか知らずか茉莉の手を引いて悠々と歩いていく颯太郎。
ガチャ。
ドアを開くと暗闇の世界に外からの電灯の灯りが射し込む。一歩足を踏み込むとセンサーなのかパッと視界が明るくなった。
『…お邪魔します。』
誰に言うでもなく小声で呟く。
『どうぞ入って。』
颯太郎の手慣れた動作とは正反対でまるで初めて彼氏の部屋を訪れた彼女のような緊張感を抱えながらリビングへと通じる扉を潜る。
『座ってて。』
先に部屋に入った颯太郎はコートを脱ぎながらソファへと茉莉を促す。
茉莉は言われた通りに着ていたコートを脱ぎ、それをどうすることも出来ず手に抱えながらソファの端に腰をおろした。

