ジャスミン

とりあえず、この女をどうにかしなくてはと、半分以上意識のない茉莉を抱えながら、片手をあげタクシーを停めた。

タクシーに乗り込むと茉莉の身体を座席に預ける。

『はぁー。』と息を吐き出すと自分も座席に身体を預けた。

『どちらまで?』

運転手に言われ、隣をみると完全に夢の中…

『おいっ家どこだよ?』

『◎△○□☆~!?』

『…。何言ってるか分からん。』

颯太郎は頭をがくっと下げ、仕方なく自分の住所を告げるのだったー。