『あの茉莉さん…部長大丈夫でした?』
デスクに戻ると西川くんが心配そうにやってきた。彼の気遣いが嬉しくて微笑むと何故か西川くんの頬が赤らむ。
『良かったです!これからよろしくお願いします。』
『こちらこそ、よろしくね。早速なんだけど来週本社との打ち合わせに部長と私で行くんだけど、西川くんも同席してくれるかな?』
『はいっ!もちろんです。』
清々しいくらいの返事に彼が人気があるのも頷けてしまう。
『じゃあ、今週中に他の仕事の見切りをある程度つけておいてね。』
そう伝えると茉莉は自らもデスクの上の資料に目線を戻す。
『あ、あの茉莉さん。』
『うん?』
『俺、茉莉さんの横に並べるように頑張りますから!』
『え?』
いきなりの宣言に戸惑う様子の茉莉を気にすることもなく、勢いよく頭を下げると自分の仕事へと戻って行った。
そんな西川の後ろ姿を見送りながら首を傾げる。
(西川くんって…「俺」なんて言ってたっけ?…ま、やる気があるのは良いことだね。)
またしても的外れなことを思いつつ、鼻唄混じりで仕事を進めていった。
デスクに戻ると西川くんが心配そうにやってきた。彼の気遣いが嬉しくて微笑むと何故か西川くんの頬が赤らむ。
『良かったです!これからよろしくお願いします。』
『こちらこそ、よろしくね。早速なんだけど来週本社との打ち合わせに部長と私で行くんだけど、西川くんも同席してくれるかな?』
『はいっ!もちろんです。』
清々しいくらいの返事に彼が人気があるのも頷けてしまう。
『じゃあ、今週中に他の仕事の見切りをある程度つけておいてね。』
そう伝えると茉莉は自らもデスクの上の資料に目線を戻す。
『あ、あの茉莉さん。』
『うん?』
『俺、茉莉さんの横に並べるように頑張りますから!』
『え?』
いきなりの宣言に戸惑う様子の茉莉を気にすることもなく、勢いよく頭を下げると自分の仕事へと戻って行った。
そんな西川の後ろ姿を見送りながら首を傾げる。
(西川くんって…「俺」なんて言ってたっけ?…ま、やる気があるのは良いことだね。)
またしても的外れなことを思いつつ、鼻唄混じりで仕事を進めていった。

