店に入ると、すでに香苗はこの店の主人である浩一に『二人なんですけど、奥空いてるかしら?』と尋ねている。
浩一は茉莉の姿を見つけて一瞬驚いたような顔をするものの、何かを感じたのか素知らぬ振りで席へと案内してくれた。
お互いに飲みものだけを注文すると、浩一も去り無言の雰囲気に押し潰されそうになる。
(私に会いに来たというのは、そういうことだよね?…覚悟を決めなくちゃっ!)
茉莉は香苗に何を言われようと、全て受け止めようと思った。だが気まずさに耐えきれなくなり、目線はテーブルの方へと下がっていく。
居たたまれない空気の中、絶妙なタイミングで浩一が飲みものを運んできた。
彼が去り、来たばかりのアイスカフェオレをストローで一口飲むと心を落ち着かせる。
すると、香苗が独り言を言うかのように話し出した。
浩一は茉莉の姿を見つけて一瞬驚いたような顔をするものの、何かを感じたのか素知らぬ振りで席へと案内してくれた。
お互いに飲みものだけを注文すると、浩一も去り無言の雰囲気に押し潰されそうになる。
(私に会いに来たというのは、そういうことだよね?…覚悟を決めなくちゃっ!)
茉莉は香苗に何を言われようと、全て受け止めようと思った。だが気まずさに耐えきれなくなり、目線はテーブルの方へと下がっていく。
居たたまれない空気の中、絶妙なタイミングで浩一が飲みものを運んできた。
彼が去り、来たばかりのアイスカフェオレをストローで一口飲むと心を落ち着かせる。
すると、香苗が独り言を言うかのように話し出した。

