僕以外の家族も、それに気付いたのか硬直している。 霊能力者が何か呟く。 きっとそれは、お祓いの言葉なのだろう。 だが、効き目などあるはずがなかった。 悪魔が霊能力者の女性の顔にまで這上がる。 悪魔の髪で、霊能力者の全てが隠れる。 と、悪魔が動く。 霊能力者の姿はない。 悪魔は、四んばいとなりテーブルの上を迅速に動き、僕達の前で口を開き手をさし伸ばしてきた。