僕は6つ歳の離れた中学生の弟の仕業だと思い、その場は気にせず、湯船に入った。

足を伸ばし、首を後ろに退けずらす。

すると、わずかに開いていた引き扉の間から髪が垂れ、目を見開いた女性がこちらを見ていた。


僕はそのまま意識を失い、翌日、目が覚めた時には、何だ夢だったんだと、安堵の息を吐いたのだった。