さらに続けて


「なんで気も許してねぇやつと帰んなきゃなんねぇんだよ。金にもならねぇのに」


明らかに不機嫌な顔をして俺に毒を吐く。


俺に金払ってでも一緒に帰りてぇってやつが山ほどいるのに拒否るな!

って言いてぇのをぐっと堪えた。


「でも俺が落とすって言ったら、『望むところ』っていったじゃねぇか」


眉間の皺が一瞬取れ、先程のようにパチパチと瞬きをして、それもそうだな、と呟きまた眉間に皺をよせた。