放課後になり、 奏は解放されたかのように学校を飛び出した。 偽りの姿でいるのも苦痛かも。 いや…解放なんてされてない。 私はこれから奴等のアジトへ向かわないと いけないから。 「…あーぁ、金も取られたから何も買えない」 朝から何も食べてないから お腹すいた。 喉の渇きに耐えれなくなり、 すぐ近くの人気のない公園へ寄った。