「…だから、そんなに苦しんでんのか」


和人はボソッと呟いた。



えっ………?



「もしかして、前に見た身体の跡は…そいつが…」


「………」


奏は人目を気にせずに上の制服を脱いで


あの時と同じようにキャミ姿になった。



「っ………!?」


以前よりも増えた跡を見た和人は


目を大きく見開いた。


「この跡は…歯形」