1歩前に足を出すと、 ベランダの床がギシッと鳴った。 その音に気づいたのか、 奏の身体がビクッと跳ねた。 「…そこにいるのは、誰なの?」 奏は振り返った。 奏は俺の方を向いている。 でも、姿は見えない。 「聖…?そこにいるの?」