…何で奏がこんな男を好きになったのか。 それが納得できた。 自分を汚しても思いやる奴。 俺はこいつに負けていたんだな。 もっと早く、奏から身を引くべきだった。 そしたら、奏は交通事故にあわなかった。 勝負は既に…ついていたんだ。 「勝たなきゃ…いけねぇんだ!!」 和人は痛みを堪えながら 拳を突き出してきた。