1時間…そして更に1時間と、 時間は過ぎていった。 頬は赤く膨れ上がり、オデコから出血、 口元も切れていた。 佐久間和人も。 じわじわと痛みが襲ってきたが、 決して緩める事はしなかった。 お互いがひたすらに殴り合っていた。 どんなに殴っても…立ち上がってくる。 それが、お前が奏への想いの強さなのか。