「いててっ…」 何とか勝ったけど、 唇が切れていた。 あー…、身体がボロボロだ。 和人は口元に触れながら 街中を歩いていた。 …周りの視線が痛い。 怪我でボロボロの俺を避けるように 皆が離れていく。 そんなに俺が怖いのか?惨めに見えるのか? 世間は、 俺のような奴を受け入れてくれない。 そんな俺を受け入れてくれたのは… あいつだけだった。