「和人っ!」


バイクから降りて倉庫へ向かおうとしたが、


聖に腕を掴まれた。


「離してっ…!」


「1人だけで行くな!何が起こるか分からないんだ」


聖はバイクを止めて新たちに指示を出した。


「お前ら、怪我人の治療を頼む」


「分かった」


指示を出した聖は、


奏の腕を掴んだまま倉庫へ近づいていった。


「一体…どうなってるんだ」


…和人、どこなの。


何があったの。