1ヶ月ぶりの再会。



「…聖」


視線の先には、


地面に落書きをしている聖がいた。


「久しぶりだな、奏」


「うん、久しぶり…」


1ヶ月ぶりの聖は少し痩せて見えた。


「奏から電話してくれて嬉しいよ。俺も話があったから」


「…聖、『殺鬼組』が復活したって事…聞いてるよね?」


「………」


聖は落書きするのを止めて立ち上がった。