2人の総長に愛された地味子ちゃん。



こいつ…バカでしょ!


「やだ」


「はぁ!?てめぇ、せっかくこの俺が友達になってやるって言ってんのに何だよ、その態度」


何で友達にならなきゃいけないの。


その前に、友達なんて作ったら…


「…私とは友達になったらダメだよ。近づかないのが1番いい」


とっさに、相手を傷つけるような一言を


漏らしてしまった。


自分がどんな奴と話してるかも知らないのに。



「…お前みたいな奴は、いつまでも地味なブスメガネでいるのが1番だな」


佐久間という男はゆっくり立ち上がり、


バランスを崩しながらフラッと


どこかへ去って行った。