和人の声が低くなった。 まるで、怒りに満ちているかのように。 「てめぇがやってるのは…ただの独占だ!好きでも何でもねぇ!」 好きでもないだと? 「…俺と奏の間に入りやがって。2度と口が聞けないようにしてやる」 口元を殴ってやろうか。それとも喉を。 いっそうの事、殺してもいい。 「…死ぬ覚悟は出来たか?」 地面に倒れている和人を上から見下した。 …これが、お前の最後だ。