「お前は俺には勝てねぇんだよ!」 和人の頬を1発喰らわせると、 相手の身体はふらついた。 「…それでもっ、お前に勝たねぇといけねぇんだよ…」 和人は、顔面から滲み出てきた血を拭き取り 立ち続けていた。 こいつ、まだやるつもりなのか!? どう比べても、こいつの身体の方が すでにボロボロだろ。