「奏、俺についてきて」 そう言って聖は、 奏の手を掴んで外へ向かった。 …どうしたんだろう。 アジトを出ると、 外はすっかり暗くなっていて 空には満開の星が散らばっていた。 「綺麗…」 「2人で見たかったんだ」 少し歩いた先の砂浜へ向かい、 聖はその上に寝そべった。 「おいで」