「っ………!」 目が覚めると、奏はベッドの上にいた。 ………夢、か。 昔の夢なんか見ちゃった。 それも、私と聖が幼い頃。 あの時は、本当に聖が大好きだった。 …じゃあ、今は? 今は聖の事…どう思ってるの? カーテンの隙間から覗く朝日が 部屋を明るく照らしていた。