まさか、私が助けてなんて言ったから? 何もかも…私のせい。 「奏、明日から学校へは行くな」 「えっ…?」 「…佐久間和人は俺が倒す。奏は渡さない」 聖の抱き締める力が強くなった。 「苦しぃ…聖…」 聖は少し焦ってる。 いつもの喧嘩とかなら、 余裕を見せているのに………。 この時、聖の手は微かに震えていた。