「それは出来ない」 「どうして………」 すると、聖は少し寂しそうな表情を浮かべ 奏をそっと抱き締めた。 「佐久間は、お前を賭けた決闘を挑んできた」 私を…賭けた決闘? 何言ってるの!? 「…やだ、ダメ。聖…決闘なんてしないで!」 「それは無理だ。俺たちは勝つ必要がある」 …そんな。