そんな時に先代の総長が言ったんだ。 『お前は何のために喧嘩をする。何のために闘うんだ』 正直、何も考えていなかった。 目的なんて何もなかったから。 『男はな、何かを守る為に…誰かを守る為に闘うんだ。喧嘩するんだ』 何かを守る為に…? 誰かを守る為に…? 『俺は仲間を守る為に闘うんだ!だから、お前も俺らの所に来い』 …何か知らねぇけど、 この人についていきたくなった。