「…ククッ…ハハ」 まただ。 その声の聞こえる方へ振り返ると、 人の姿があった。 しかも、木に寄り添って座りながら 私を見て笑っている男。 その男は、あんまり良くない印象だ。 金髪に耳にはいくつものピアス… 服も全身黒のコートで覆われていて不気味。