「なに?」 キンキンする頭を押さえた。 多分僕はかなり 不機嫌だ。 「最初からこうやって 開けてくれれば良かったんだよ!!」 ぷくーと 頬を膨らませて怒った。 自分の顔が つられて赤くなりそうになる。 僕は 左上でも見た。 彼女もそっちを見る。 「何もないよ?」 笑いたくなった。