その内 歩くスピードはあがって 最後には 走っていた。 しかも「はるーはるー」と 叫んでいる。 (クソッ、どこ行ったんだよ!!) 1度止まって考えたが すぐに走り出した。 結局 マンションまで着いてしまった。 (…あいつがもう、家に 着いているとは思えないし) 彼女が家につく前に 走っていた僕と絶体会うはずだ。 なぜなら、 彼女は歩くのが普通ではないくらい 遅かったから。