目が覚めると、あたしは見知らぬ部屋にいた 周りを見渡す あたしの枕元に置かれた書物 それが昨日の出来事を物語っていた そうだ、今日は昨日の続きなんだ キュウッ……と、胸が苦しくなる感情を押さえ込んで、身支度をした 梢さんのお世話になるのだから、あたしも働かなくては そして陰ながら彼らを支えられる術(すべ)を見出す キュッと髪を結んで、あたしは道着に袖を通す