女とは思えねぇ威力の蹴りと拳をお見舞いしてくるけれど 不思議と心は痛まない むしろ安心している自分がいるくらいで驚きだ そりゃあ最初の頃は怪しさ100%の塊で、未来だかなんだか訳のわからんことを抜かす糞餓鬼ぐらいにしか思ってなかった でも 共に過ごしてゆく中で皆の、俺の、無くてはならない物になりつつある その存在は濃く深く すでに俺らの中で根ずいてしまった 志乃自身もきっとそうであろうと思っていた ……だが、違ったのか……? それは俺の淡い錯覚だったのか……?