俺に惚れてよ~一匹狼の嫉妬~





「…榛名」




そしてふと背後から現れたのは、少し顔を合わせるのが気まずい壱縷だった。




「…希美には俺がいるから」

「え?でも、」

「…いい。俺が持つ」




私の腕のなかにある書類を半ば無理矢理奪う。