「仕方無いなぁ…」 「よっしゃ!さっすが会長!今日も美人っすよ!」 「アップル宜しくお願いします」 やる気を出し始めた後輩を見ながら、たまには甘やかすのもいいかと思った。 しかし押し付けられた書類はどっさりと私の手に乗っかり、その重みに顔が引き攣る。 「じゃあ行ってくるね。留守番よろしく」 「うぃーす」 「はい」 覚束ない足取りで生徒会室を後にした。