俺に惚れてよ~一匹狼の嫉妬~





「会長ー」

「何?」

「職員室に行くんすか?ならついでにこれも持って行ってくださいよ」

「はあ?」

「あ、ついでにジュースも買ってきてくれますか?私、アップルでいいので」

「え、まじっすか!俺はコーラでいいっすよ!ゴチになります」

「お前等…」




仮にも先輩の私をパシる気か。


しかも書類運びを押し付けられた挙げ句、ジュースを奢らないといけないのか。


青筋を立てながら悪気はない会計と生意気な書記を見る。


だけど昼休みを返上してまで生徒会の仕事をこなしてくれる後輩を何だかんだ可愛がってしまう。