「ずっと榛名君が好きだったから嬉しい…」 「俺も…」 クスクスと笑いあう二人に目頭が熱くなる。 「皆、希美さんと榛名君がお似合いだって言うから妬いちゃった…」 「会長と副会長だからそう思うだけだよ。噂になるなら僕は日野さんとお似合いって言われたい」 「榛名、君…」 「僕と付き合ってくれますか?」 「は、い…っ」 日野さんの啜り泣く声が聞こえると同時に甘い声が零れた。 嘘… キス、してるのかな… 嫌だ…