「あのね、榛名君」 そして榛名君と一緒にいるのは日野さんだと気付く。 隣のクラスの日野(hino)さん。肩にかかるふわふわしたミルクティブラウンの髪。華奢な彼女は男子の間では絶大な人気を誇る。 榛名君を見るときはいつも上目遣いで可愛らしい。小柄な彼女が少し羨ましく思えた。 「…私、榛名君が好きなの」 目を伏せて足元を見つめる。 日野さんが榛名君に告白したことに驚くことはなかった。遅かれ早かれ榛名君が告白していたと思うから。寧ろこの場面に遭遇してしまった自分の運の無さに驚きだ。