「ごめんね、加藤君」 「い、いえ!予習する時間はまだありますので!」 次の授業は英語。 勉強熱心だと感心した。 「壱縷、退いてあげなよ」 「…嫌」 「嫌ってアンタ…」 そこ加藤君の席なんだけど。 全く退こうとしない壱縷に加藤君も困っている。 私はムスッとしている壱縷を見てただただ呆れた。