今更後悔しながらも生徒会室からは逃げられない。ただ淡々と雑務をこなしていく。早く、この場から立ち去りたい。どうか涙で滲んだ紙には気付かないで。 「実は一年のときから好きなんだ」 その思いを向けられる先が、私だったら良かったのに。