「中々終わらないね、」 「そうだね。これをいつも春日さん一人で引き受けてるんだと思えば、苦にはならないけどね」 げんなりする私に苦笑いする榛名君。 喋りながらも手は休めない榛名君は要領がいい。 しかし順調よく終わっても榛名君の部活動の時間が削られる。好意は嬉しいけど、ただ量が…多い。 至福の時間に浮かれる気持ちを抑えて私は手を止めた。