私が会長に選ばれたと同時に、榛名君も副会長に選ばれた。 そのときは嬉しすぎて夜、眠れなかったくらい。 まあ簡単に言うと私は榛名君のことが、好きだ。そして壱縷は私のことが好き、らしい。 ただ、それは“飼い主に懐く犬”程度の気持ちだと思うけど。 だけどさ、困る。 困るんだよ。 そんな目で見つめられると。