「えぇ、まぁ」

無言になる青葉を見て、山南はそれ以上追求してこなかった。

「では、そろそろ帰りましょうか」

山南の言葉で、一礼してから明里は自分の店に戻っていった。

「山南さん、明里さんと仲良さそうでしたね」

沖田が帰り道に山南に言った。

「それは、まぁ、そうですね」

照れたように笑う山南は、とても幸せそうだった。

しかし、幸せはそう長くは続かない＿＿＿＿。