表に出る。 「…っ」 怪我をしている者、倒れ込んでいる者、相手の敵に苦戦しているのが鈴音でも分った。 「着ているものや戦闘の仕方を見て、あれは…」 「忍だね、土方さん」 「ああ…」 私達に気付いた一人がこちらを見る 「みぃーつけたっ!」 その言葉と同時に突如目の前に金色に光る瞳が見えた。 「っ!!」 「鈴音!」