元姫と現姫ー嘘に塗れた真実ー





お互いにすれ違ったまま、話さなくなってしまった。




誤解が重なり続け、憎しみは収まることなく、





それが、遂にはひとつの族の大きな襲撃へと導いてしまった。




......めぐるはきっと後悔しているんだと思う。




みんなを傷付けたこと、全てなかったことにできるわけじゃない。




めぐると麻里奈ちゃんと、それから黒須。





3人は取り返しのつかないことをした。






だけど、いつまでもこのままじゃダメだから。




何にも変わらない。ずっと、憎しみあって争いが生まれて、その度に誰かが傷つくだけ。




めぐるはそれに、ちゃんと気付けたんだよね。





誰かを傷付けても意味が無い。


少しは、気持ちが軽くなるのかもしれないけど。結局、それも空想。ひと時の偽りの気持ち。






だから、完全には許せなくても。それでも、前に進む勇気が必要なんだ。







めぐるが1歩踏み出した。




なら、私も、みんなも。