「……ふ、ぅ…っ……」




嗚咽が出る。



もう、何がなんだか分かんないよ…



震える手で、そっと、もう一度紙を開き目を通す。


下に、小さく書かれた言葉。



「”来龍の倉庫”……」



……どうして?



…みんなと、何の関係があるの?




”終わりに、しよう”


”来龍の倉庫”





「………どういうこと?…ねぇ、めぐる…」




来龍の倉庫で、何を終わらせるって言うの…?



めぐると私の事は、みんなと関係ないでしょう?


それに、もう、みんなとは…




「……無理、だよ…」




会えないよ。




私は、みんなにとって、”裏切り者”だから。




みんなが、そう言ったんだよ。



めぐるだって、私に言ったんだよ?





”裏切り者”





めぐるも、みんなも、”裏切り者”の私に会いたくなんかないでしょう…?





「来龍の倉庫になんて、行けない…っ」