「言い訳してんじゃねぇよ!!」


「…っ、」


「櫂!あたし、もう大丈夫だから!その子、怒らないであげて?」


麻里奈が仲裁に入ったことで、櫂は静まった。


「…ごめんね?突き飛ばされるあたしが悪いよね…」

そう言いながら桜に近づきー…


「…っ」


耳元で麻里奈が何かを言った


その途端、目に涙を溜めて廊下を走っていった。