「ふぅ…」 さて、麗華がいない今。 一人で帰らなければいけないわけで… 「暗くならない内に帰ろ…」 ポツリ、と独り言を零した後、歩き始めた。 「…大分暗いなあ。」 校門を出たぐらいのところで、止まる。 今何時ぐらいなんだろう。 あんまり遅くなってないといいんだけど。 私は歩く足を早めた。