元姫と現姫ー嘘に塗れた真実ー




口を開こうとした私に、めぐるが静かに!と言うので黙ることに。

そして、耳をすませる。




「…………あー!思う思う!」



「だろ?やっぱり女の子らしい子がいいよなぁ。」




聞こえてくるのは、海崎くんとその友達の声。

私の隣ではめぐるが真剣に二人の話を聞いている。


何の話…?





「な、海崎。1組の土屋めぐるって女子が、お前のこと好きらしいぜ?」



ビクンッ、とめぐるの肩が揺れた。




「お前はホントモテるよなぁ。」


男の子は、話を続ける。

めぐるが海崎くんを好きな事、バレてるの…!?

内心焦っていると、めぐるが声をかけてきた。



「ど、どうしよう桜っ!バレてるよ〜!」


真っ赤な顔で、恥ずかしそうにするめぐる。


「…バレてちゃってたね。」


そう言って苦笑いすれば、めぐるは更に顔を真っ赤に染める。