元姫と現姫ー嘘に塗れた真実ー





「…?」


めぐるがピタリと足を止める。



「めぐる?どうし…」



「ちょっと黙って!」


「…、うん」


疑問に思い話し掛けると、めぐるに遮られたので大人しくすることに。




何をしてるの…?



「さ、桜!海崎くんがいる…!」



「え?」


めぐるが小声で話しかけてきた。


海崎くん…?



「ほら、あそこ!海崎くんがいるの!」


ゆびを指す先には、二組の教室。と、その中に海崎くん。


めぐるは、近くの窓の下にしゃがむと、話を聞いている。



「どうしてそこで留まるの…?」


「こっち、来て!」



私は不思議に思いながらも言われたとおりめぐるの元に行く。