「あいつらは無駄な喧嘩をしない…姫を使って。」 「いいな、それ。」 そんな声が聞こえてきた。 そんな中、水瀬が朔に冷静な口ぶりで言った。 「ほら、総長。賛成みたいだぞ。」 「じゃぁ、幹部を収集させろ。」 朔が心の中で呟く。 ――あと少しで、王龍狩りを始める。 あと、二日。