「いいよ」


そんなあたしの言葉に、悠夢はホッ。と、したような顔を見せた。


赤外線で、連絡先を交換する。


あたしの携帯には、お父さんとお母さん、お兄ちゃんの連絡先。


そしてLibreの3人の連絡先しか、登録されていない。


女子校生の携帯とは、思えない。


たった、6人しか連絡先を知らないなんて、、、


その6人の連絡先に”山下悠夢”と、新しい連絡先が加わる。


この携帯には合計、7人の連絡先が登録された。


それでも、やっぱり少ないのかもしれない。


「たまに、連絡してもいい?」


せっかく連絡先を交換したのに、連絡しなければ意味がないじゃないか。


流石に、そんなことは言えず、、、


「うん。良いよ」


そう、返事を返した。